ガロアの

galois is

ハイヒール

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ハイヒール、冷静になって見てみると「マジで?」というようなフォルムをしている

絶対こんなのに足入らない

 

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完全に足を矯正している いや矯〝正〟ではないか

改めて見ると纏足と同じくらい無茶を足に強いていると思う

 

わたし自身ハイヒールはまあまあ持っている 歩く姿が様になるし、ペタンコパンプスは土ふまずが疲れやすいので

それでも疲れにくさでいったらスニーカーのが段違いだが

 

中世の人間はなんでこんなもの思いついてしまったんだろう

中世のヒールを履く層は労働を要しない、歩き回らなくてよい上流階級だったろうが、わたしたちは普通に働く中流階級だ よりにもよって労働時にヒールを履かせないで

 

ほんとはナースシューズ的なやつを履きたいが、あれを履いてしまうと10歳くらい老けてしまう気がする ナースの人すみません

でも重労働である看護師の名前を冠する靴なのだから、きっと労働に適した、動き回りやすい靴なのだろう ためしてみたいかも

 

虫の知らせ

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鍵を持ち歩く際、家の鍵やバイクの鍵、郵便受けの鍵なんかをまとめて引っ掛けるチェーンのストラップをベルトにさげている

巻き取るリールが付いていて、腰に下げたまま鍵を引っ張りだして開錠できるやつはなんとなく千切れそうで信用ならず、金属製のものしかつけていないのだが、今日自宅で千切れて鍵の束が部屋に落ちていた

 

スマートフォンや財布と同じくらい大切な鍵を吊るすものなので相当頑丈なチェーンなのだろうと思って油断していたが千切れるのか、がっかりだな

一回切れると信用を全く失う

落としたのが自宅でよかった

 

 

 

しばしば、靴ヒモが千切れたり茶碗が割れたりすると虫の知らせといったり、縁起の悪いと言ったりする 鍵のチェーンはどうなんだろう

 

実際千切れた時も金属に対するガッカリ感と、外出先で落としたのでなくてよかったという気持ちはあったものの、とくに不幸を連想するようなことはなかった

こういうのは普段から何かにつけて運命や縁起について熱心に考えて生活していなければ、瞬時に思い巡らすことはできないな

たとえば流れ星を見たときに願いをさっと言えるような用意もないし こういうのは心の準備がいるんだな

 

それでも月イチくらいは日曜礼拝にいくし、受験前には神社で手を合わせたりしたし、テレビで星座占いをやっていたらなるほどなと思って観たりする

反対にご飯に箸を突き立てることはしないし、イベントごとにおいて13や4、9を避けたりする

縁起の悪いことはなんとなく避けるから、根底の考えとしては持ってるんだろうが かといってとっさのときに神仏のことに考えが向くことはない

 

なんとなく自分の中での距離感がそんなものなのかということを思う

ストラップそのものに対する感情しかなかった

金属のリングを組み合わせたものではなく、一本のワイヤーのようなものの方が壊れにくいのかなと考えていた

 

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夕方に急な雨になった

このところ、場所によっては大荒れになっているところもあるというが、我が家の周辺も落ち着きのない天気が続いている

 

驚くような勢いでドバドバ降っていたので思わず写真を撮ったのだが、写真で見るとそんなに激しい雨に見えないから不思議

 

やはり静止画……写真になると急速に弱まるというところがある

打ち上げ花火なんかもわりとショボくなる典型的のもの

雨の圧倒的な感じは高速で大量の粒が落ちるスピード感 それが広範囲に巻き起こる空間性 それにくわえてもある

雨の凄さは絵面だけによるものではないな

圧倒的な雨をしばらく観察していた

 

 

雨が上がると、部屋の窓に嵌めてある網戸にも雨がかかっていた

網の目に水滴が入り込み、レンズのようになっている部分があった

マスによって凸レンズと凹レンズのやつがある

 

小学校の理科かなにかで 五円玉の穴に水を垂らすと表面張力で虫眼鏡のようになってモノが拡大できる といった感じの簡単な実験があったことを思い出した

凸レンズになっている部分の水を削り取るように減らすと凹レンズになるのだった

 

網戸をスマホで接写して撮ってみると、むこうの景色がひとマスごとに小さくしぼんだり大きく広がったりして写っている

水滴がついていないマスはそのまま遠くのピントがあっていない景色が見える

そういう様子を、写真を拡大して観察し楽しんだ

こちらは目で見るよりカメラで撮った方が楽しめるような感じがある 静止した平面的な出来事だからだろうか